公的な要素の多い特養(特別養護老人ホーム)と異なり、有料老人ホームは民間企業が運営しています。
従って月額利用料が高額で、入居一時金が必要なことも多いです。
中には数千万の入居一時金が必要なホームもあり、その分入居者が求めるサービスの質も高いといえます。そのため仕事面では丁寧なコミュニケーションやケアが求められたり、マナーに関して厳しめなケースも多いでしょう。
でも、比較的割安な有料老人ホームではアットホームで親しみやすい介護を実践しているところもあります。
有料老人ホームは特養のように「要介護3以上」という入居者の規定はないため、介護度が軽い方や要支援の方が多いです。
自立の方のみを受け入れているホームもあります。
ですから、寝たきりの方の身体介護などの重労働は少ない傾向にあります。
もちろん入浴介助や食事、排泄の介助などの生活援助はありますが、様々なホーム内のイベントやレクリエーションのサポートなども多いです。
中には入居者がサークル活動を行っているようなホームもあり、比較的元気な入居者と積極的に関われる点ではやりがいがある職場だといえるでしょう。
有料老人ホームでの具体的な仕事の内容は<有料老人ホームで働くための基礎知識>をご一読ください。
有料老人ホームでの仕事は入居者一人一人の希望や個性を考慮しながら、信頼関係を築いていくことが重要になります。
また各ホームにはそれぞれに特徴があって運営側の方針もあります。
なので「何が求められているか」をしっかり考えながら実行していく姿勢が求められます。
大手の企業が運勢するホームならリーダーや主任、管理者などのポジションが豊富なので、キャリアアップを目指す人にはふさわしい職場といえるでしょう。